ゴルフで股関節が痛くなる人の原因や対処法について
ゴルフのけがの中で、股関節の痛みがある方がいると思いますが、なぜ痛みが出てしまうのでしょうか?基本的に、ゴルフは道具を使って、同一方向のスポーツです。体のバランスが崩れだすことによって、スイングに力みが出たり、股関節に負担となるようなスイングになったりすることが一番の原因だと私は思います。
では、どのような原因で痛みが出るのか、ご自身での対処法はあるのかなどを説明しながら、ゴルフのわかりやすい体の負担が少ないスイングの仕方などを今回はお話していきたいと思います。
目次
ゴルフスイング理論
ゴルフコースや練習場において、止まっているボールをクラブを使って、打つ競技で、コースにおいては、いかに少ない打数で、ホールに入れられるかを競うスポーツです。
ゴルフスイングの基本(パート1)
振る前の準備として、まずグリップを握る事。
グリップを握る事自体は家にいればいつでも出来ると思います。私も暇さえあればグリップを握って感覚を養っています。皆さんもまずはそこから始めてみましょう。
次にグリップを握って上に向かって真っすぐ立たせます。その状態から徐々に倒していくと次第に重くなってきます。重くなってくるとグリップをぎゅっと握りがちですが、力を抜きつつしっかり握れるようにしましょう。
ゴルフスイングの基本(パート2)
ゴルフスイングで一番大事なことは手を使わず、体の使い方をいかに効率よくできるかが、ポイントになります。
まず、椅子に座ります。椅子に座る事により骨盤が安定し、上半身だけが動かせるようになります。その状態でクラブを肩にかけ、上半身を左右にねじれるところまでねじります。無理はしないでください。顔も同じように、左右に向けられるところまで向けましょう。痛いところまではやらないでください。左右同じようにやりましょう。
クラブがその場にない方は手を胸の前で交差させ、手のひらを肩に置きます。そのままの状態で左右にねじります。最初は出来なくてもだんだん出来るようになるので安心してください。
クラブを持たないで体を動かすという事は非常に大事なことです。クラブを持ってしまうと手を使ってしまいます。手を使う事も大事ですが大きな筋肉で体幹を動かすようにしましょう。
ゴルフスイングの基本(パート3)
体の横のラインの肋骨と肋骨の間の筋肉を伸ばします。これをすることにより、ゴルフスイングで大事な左右の体重移動がしっかりと出来ていき、体のパワーをボールに伝えることが出来るようになるので、必ず行ってください。
これは体をねじるのとセットで、出来れば座ってやるようにして下さい。ラジオ体操のように横のラインを伸ばすのもいいでしょう。
ゴルフスイングの基本(パート4)
パート1とパート2では、クラブを持たずに体を使ってのスイングの基本でしたが、ここではクラブを使っての基本をお話します。
クラブを持つとつい力が入ってしまう方の多いと思いますが、初めから力を抜くのは非常に難しいです。徐々に意識をしつつ、グリップの力を緩める練習をしましょう。緩める事も練習であり基本です。
ボールは必ずティーアップをして、ボールにあてるのではなく、クラブの先を意識して遠心力を使って、振ることを覚えてください。振り方は何でもいいです。グリップを緩めて、クラブを気持ちよく振ってみてください。ボールが無ければ意外にできるはずですよ。あとはそのスイングの途中にたまたまボールがある意識が出来たら最高です。ボールにあてるのではなく、スイングをしてみてください。
ゴルフによる股関節痛
なぜ、股関節に負担がかかり、痛みが出てしまうのでしょうか?ゴルフスイングは体を捻じると同時に、体重移動が発生します。右打ちであればしっかりと右に乗った体重を左に移さなければなりません。この一連の動作がスムーズに行われなければ、体への負担が大きくなるのです。
ゴルフ股関節痛になる原因
多くのゴルファーは膝を曲げ、体を前傾させて、中腰のような格好をします。この格好は普段でも股関節周りの筋肉を使います。ですので、ゴルフは必要以上に股関節に負担がかかるのです。
ゴルフは腰をまわす、ひねるといったイメージでゴルフをされている方が多いと思いますが、股関節の柔軟さがある人の方がより良く効率的に体をひねることが出来ます。
ゴルフ股関節痛への対処法
ゴルフには柔軟性が必要です。対処法としてはストレッチが有効になります。柔軟性が高くなれば、股関節の痛みの予防や、より良いスイングになることで、飛距離アップも望めます。
ゴルフ股関節痛にならない為のストレッチ
1.開脚をする
基本的なストレッチ法としては、開脚して体を前屈することです。これは普段から生活の一部としてするストレッチなので、日々コツコツと行ってみてください。
2.開脚をするその2
開脚をする要領で、足の裏を左右合わせ、両膝を床につけるようにします。その際に体を前傾していくのですが、丸めずに腰から前屈するイメージで行うとより一層股関節が動きますので、意識してみてください。
3.膝回し
壁に手をつき、右膝を外廻し、内廻ししてみてください。左膝も同様に行いましょう。
ゴルフ練習場での予防法
ゴルフは練習が一番だと思います。そこで、練習の中で、何をしたら股関節痛を防止できるのかをお話していきます。
歩く意識を持つ
人間は二本の足で、歩きます。スイングも歩くイメージをしっかりと持つと股関節を使ったスイングが出来ます。足踏みをする要領で、スイングしてみましょう。
右足を上げたら体重が左に乗ります。左足を上げたら右に体重が乗ります。これが体重移動です。この体重移動が出来るようになると、右から左への移動がしっかりと出来て、ゴルフ股関節痛で最も多い右股関節痛を防ぐことが出来ます。
右に乗った体重を左にしっかりと乗せることによって、スムーズな一連の動作で、スイングが出来ます。練習場なので、しっかりとやってみてください。
まとめ
ゴルフは身体を痛めることが多いように見られがちなスポーツですが、しっかりと体の準備をすることによって、けがを防止できます。今回のゴルフでの股関節痛いかかがでしたか?日常でもしっかりと出来る予防法でもあるので、是非試してみてくださいね。
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。