頚椎椎間板ヘルニアからくる頭痛の注意すべき対処法とは?
いつまでたっても良くならない頭痛ってありますよね?
15歳以上の日本人の3人に1人は頭痛の症状があるそうで、3000万人以上が悩んでいるとされています。
頭痛といっても色々な原因が有ると思いますが、全部が同じ対処法ではありません。
1歩間違えば逆効果になってしまいます。
今回は、頭痛のメカニズムと中でも頚椎椎間板ヘルニアが原因のものに注目していきたいと思います。
目次
頭痛とは?
読んで字のごとく頭が痛くなることを頭痛と言いますが、大きく分けると、3つのタイプがあります。
1.日常的に起こるもの
2.慢性的な頭痛
3.脳に原因が有る頭痛
実際にはまだまだたくさんの頭痛がありますが、1つずつ説明していきます。
1.日常的に起こる頭痛
・風邪や二日酔い、鼻炎などで起こる頭痛
・原因がわかっている頭痛など
2.慢性的な頭痛
・日常に活動している時にいつも起こる頭痛
・頭痛全体の80%がこの頭痛と言われています。大きく3タイプに分けますと
①片頭痛
代表的な症状で、「ズキンズキン」「ガンガン」といった脈打つような症状の頭痛がしばらく続くタイプのもの。
頭の片側に多いが、両方の時もある。月に1、2回がの時もあれば、多い方だと、週に1、2回。ひどいときに寝込んでしまうこともある。
片頭痛には起きる前の前兆があり、目の前がチカチカしたり、突然フラッシュをたかれたようになったり、視野の1部が見えなくなる閃輝暗点(せんきあんてん)が出ることもある。
②緊張性頭痛
頭が締め付けられる様な痛みが、首筋から後頭部にかけてほぼ毎日続く。
生活には支障が無く、運動やストレッチなど、体を温めると楽になる。
③群発性頭痛
必ず片側だけの目の奥や、あごに症状が出る。
かなり痛く、15分から3時間も続くことがある。
動くと痛みが和らぐ。
その他、目の充血や、鼻水を伴うこともある。
3.脳に原因が有る頭痛
・脳出血などが原因で起こる頭痛
・急激に激しい痛みが襲う、命にも関わる。
頚椎椎間板ヘルニアでの頭痛
頚椎椎間板ヘルニアからなんで頭痛が起こるかについて説明します。
頚椎椎間板ヘルニアの説明ですが、皆さんもご存知の通りに首(頚椎)周辺、椎間板の病気です。
なので、首(頚椎)周辺に起こりうる症状として、頭痛が挙げられます。
頚椎椎間板ヘルニアによって、筋肉の硬直などによって起こるのです。
ただ、神経圧迫と頭痛は関係ありません。
なぜなら、神経症状は、しびれや麻痺、排泄困難などがあるからです。この症状がない頭痛は、筋肉が頚椎椎間板ヘルニアによって硬直した頭痛なのです。
頚椎椎間板ヘルニアに伴う頭痛の場所
例えば、右側に頚椎椎間板ヘルニアの症状が出ている場合、右肩から右首筋、右側頭部に頭痛が出ます。
その他、前側特にのど周辺から顔、側頭部に頭痛が出ます。
後は、右後頭部にコリやハリが出ますので、その周辺の頭痛です。
頚椎椎間板ヘルニアの場合は、筋硬直がほとんどなので、それ以外の症状での頭痛は要注意です。
この様な頭痛には要注意
頚椎椎間板ヘルニアでの頭痛は筋肉からといいましたが、その他下記の症状での頭痛もあります。
①寝ている時の突然の頭痛
これは先ほどの頭痛の所で説明しましたが、脳に異常がある場合に出やすい頭痛です。
②頭痛の時に顔や舌先がしびれる
これは脳の異常がある場合や、一過性に血液循環が悪くなって起こるものとがあります。
念のため、専門の先生の受診をお勧めします。
③突然にくる頭痛
これは、非常に危険です。気を失う場合もあります。
すぐに専門の病院に行きましょう。
してはいけない体操
頭痛の症状がひどいときはなるべく安静にするのがベストでしょう。
決して、筋肉を緊張させる体操やストレッチはかえって症状を悪化させる場合があります。
症状が治まってから行いましょう。
まとめ
今回は、頚椎椎間板ヘルニアからくる頭痛についてでしたが、頚椎椎間板ヘルニアによって受診された場合、頭痛がある場合は必ず、医師に伝えてください。症状によっては治療が変わってきます。ご自身で判断せず、相談しましょう。
この記事であなたの悩みや症状改善の手助けになれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。