後頭部の頭痛と肩こりの関係性と改善方法とは?
常日頃から慢性的な頭痛に悩まされている方はたくさんいらっしゃいます。
頭痛には痛む場所や、痛み方、痛みの程度人それぞれです。
肩こりがあったり、頚椎椎間板ヘルニアが原因であったりと色々です。
今回は特に後頭部からくる頭痛が肩こりとどんな関係性があるのか、それとその症状をご自身で出来る改善方法について考えていきます。
目次
後頭部に痛みが出る理由
頭痛には、脳に異常がない、緊張性頭痛や片頭痛である「一次性頭痛」や脳に異常がある場合で起こる「二次性頭痛」、あとは神経痛によって起こるものとがあります。
特に今回の後頭部に起きる頭痛で可能性の高いものとしては、「一次性頭痛」の緊張性頭痛や片頭痛、神経痛である、後頭神経痛があります。
ではそれぞれの3つの頭痛について説明しましょう。
1.緊張性頭痛
後頭部、首(頚椎)や肩回りの血行不良のために起こる頭痛です。
後頭部から首筋にかけて、痛みや圧迫感、だるさを感じます。
2.片頭痛
片側の頭痛と書きますが、頭の両側や、後頭部にも痛みは出現します。
脈を打つ痛みが特徴的で、重苦しさが続く場合もあります。
3.後頭神経痛
首筋から後頭部、耳の裏などにぴりぴり、ビリビリ感といった電気が走る痛みが特徴です。
左右どちらか片側が多く、発作的に出ます。
後頭部の頭痛と肩こりとの関係性
後頭部の頭痛は、緊張性頭痛、片頭痛、後頭神経痛とわかりましたが、肩こりとの関係性は、肩こり自体が首(頚椎)の付け根、首筋、肩回り、背中などの筋肉が緊張(コリ)が深く関係しているので、このような頭痛が出ます。
専門の先生によっては、これをひとくくりにして、「肩こり頭痛」と呼ぶ先生もいます。
『肩こり頭痛=緊張性頭痛+片頭痛+後頭神経痛』と考えることができます。※肩こりについて詳しくは⇒肩こりで首が痛い頚椎ヘルニアが原因かも?その原因を解説
後頭部頭痛のご自身での改善方法
ある程度の後頭部頭痛であればご自身で改善したり、未然に防ぐことも出来ます。
では、緊張性頭痛、片頭痛、後頭神経痛それぞれの改善方法を説明します。
1.緊張性頭痛
この頭痛は、長時間同じ姿勢でのデスクワークや、精神的ストレスでの緊張などにより、首筋、肩回りなどの血行不良が原因となることが多く、肩こりや首こりが伴っています。
そのため、常日頃から肩こりをなくしていく意識が必要になってきます。
特にデスクワークや最近ですと、スマートフォンやタブレットでのゲームなどをしていると肩こりを起こしやすくなります。
そのため意識をして、30分に1回程度のストレッチを行うとよいでしょう。
・肩を上下させる。
・肩をまわす。
・首をまわす。※痛みやこりがひどい場合はやめてください。。
・首を前後左右に倒す。
精神的ストレスがある場合は、ストレスの原因を取り除きましょう。
2.片頭痛
片頭痛は普段の生活習慣を見直すことが頭痛の頻度を減らすことにつながると言ってよいでしょう。
睡眠不足、過眠、アルコール、気候、食事、疲労などがあります。
頭痛治療の一環として、いつどこで、どんな時に頭痛が出たのかをメモすることによって、専門の先生が理解しやすく、治療に役立ちますので、記録しておくとよいでしょう。
3.後頭神経痛
緊張性頭痛と同時に出ることが多い為、首筋や肩回りなどの血行を良くするように心がけましょう。
普段からストレスをためないようにすることも大事です。
また神経痛は脳の異常がある場合もあるので、鋭い症状が出た場合は早めに専門医に診てもらいましょう。
頭痛体操
頭周辺の筋肉を動かすことができます。
・正面を向き頭は動かさず両肩を大きく回す。
・肘を軽く曲げて、肩を前後に回す。
・椅子に座り、両足をそろえて顔を正面に向けたまま、左右の肩を前後に突き出すように体をまわす。
改善されない場合は投薬治療もおこなうとよいでしょう。
まとめ
頭痛の中でも多い後頭部の頭痛、日常での意識でも改善されることが理解いただけたと思います。過度な薬の使用は体に害を及ぼすこともあります。
生活を見直すことも必要ですね。
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。