肩こりで首(頚椎)が痛い、頚椎椎間板ヘルニアが原因かも?その原因を解説!!
国民病とも言われている肩こり、肩周辺に起こる痛み、こり、だるさ、などを総称した呼び方です。
では、一言で肩こりと言いますが、原因は何でしょうか?
今回は肩こりの原因を頚椎椎間板ヘルニアに絞って解説をしていきたいと思います。
目次
肩こりとは?
首(頚椎)や、肩周辺に起こる、こり、だるさ、重苦しいという不快感の総称です。
一般的に僧帽筋の緊張により痛みが発症して起こることが多く、手作業や、不自然な姿勢での作業などに僧帽筋が疲労をしておきるケースが多いようです。
では、大きく2つに分けていきましょう。
1.外科的領域での肩こり
いわゆる頚肩腕症候群です。
最近では、パソコンでの作業が多くこの疾患が見受けられます。これにより、首(頚椎)~上肢にかけての痛みや、手の循環障害などが起きます。
職業ですと、タイピストやキーパンチャー、機械などの細かい作業をする方に多いようです。
その他、中高年以降の加齢で見られる、変形性頚椎症があります。
2.内科的領域での肩こり
内蔵障害によっても症状が出ます。
慢性胃炎や肝炎などの消化器疾患、気管支喘息などの呼吸器疾患、糖尿病などの代謝性疾患、高血圧や狭心症などの循環器疾患、更年期障害などの内分泌疾患、精神的疾患などがあります。
一般的な肩こりの原因
筋肉に緊張が起こる作業や、不自然な姿勢での緊張、精神的緊張などで、首(頚椎)、肩周りの筋肉が緊張して血流が悪くなり、乳酸などの疲労物質がたまりビタミンの欠乏を起こして、コリが生じて、肩こりと感じるのが、原因とされております。
1.肩こりの治療法(外科的)
一般的な肩こりでの治療法として代表的な5つを紹介します。
(1)マッサージ
(2)体操やストレッチ
(3)はり、きゅう
(4)整体
(5)シップなど
2.肩こりの治療法(内科的)
(1)筋弛緩剤
(2)鎮痛剤
(3)末梢循環促進剤
(4)トランキナイザー
頚椎椎間板ヘルニアが原因の肩こり
頚椎椎間板ヘルニアの症状と肩こりの症状は非常に似ています。
普段からどのようなことをしてもなかなか肩こりが改善されない方は頚椎椎間板ヘルニアがあると疑って良いでしょう。
では、似ているからこそ、その違いを説明していきましょう。
肩こりと頚椎椎間板ヘルニアの違い
ここでは症状の違いについて説明します。違いがわかれば治療の内容も変わってきますので、症状の改善が早くなります。
違いは4つに分けて説明します。
1.治療後に症状が悪化するか?
これは、いわゆる揉み返しです。
マッサージとかで経験されている方がいると思いますが、単純に揉み返しならいいのですが、これが毎回のように起きているなら要注意です。
頚椎椎間板ヘルニアでは、過度な刺激をするとかえって症状が強く出てしまう特徴があります。
2.頭を後ろに倒した時に腕や指先に症状がでるか?
特に頚椎椎間板ヘルニアの場合は、体の構造上後ろに倒すことで神経が圧迫されやすくなります。
なので、注意をしながらこの動作での確認をしてみてください。
3.夜間痛があるか?
頚椎椎間板ヘルニアの症状で特に夜の痛みやしびれによって眠れないという症状が多く見られます。これは神経痛があると考えられます。
最近、寝付けない、寝ると肩が張って起きてしまう、最近枕が合わないなどの症状がある方は要注意です。
4.肩以外に背中、腕、肘、指先に違和感があるか?
これは頚椎椎間板ヘルニアの症状の特徴でもある神経痛を疑います。
首(頚椎)から出る神経の支配領域が腕から指先まで伸びているからです。なので、肩こり以外にこのような症状や違和感などがある方は要注意です。
頚椎椎間板ヘルニアで肩こり症状のケアについて
ここでは簡単にご自身で出来るケア4つを紹介いたします。
①アイシング
②水分補給
③寝る前の温浴
④タオルストレッチ(※急性期はやめてください)
※セルフケアを動画で詳しく⇒幕張炭酸整体院にしかわでの肩こりセルフケア
まとめ
肩こりでの症状は沢山あります。普段から肩こりを感じている方、治療をしてもあまり改善しない方は頚椎椎間板ヘルニアが原因で起こっているかもしれません。
ただ単に肩こりと思わずに、今回のお話で当てはまることがあれば、すぐにでも専門の先生に診断をしてもらってください。
このブログの情報が少しでも症状の解決につながれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。