頚椎椎間板ヘルニアでの局所冷却方法とは?
頚椎椎間板ヘルニアと聞いて患部を温める事を想像してしまいますが、実は局所では冷却することを当院ではお勧めします。
それはなぜかと言いますと、
頚椎椎間板ヘルニアになると、その患部には常に熱が起きてしまうからです。熱は炎症とも言われますが同じことです。炎症が痛みを出してしまうので、局所を冷却するのです。これは症状が現れた方なら一番理解できると思います。
身体全体を温める事は非常に良いことですが、局所で冷却することも非常に大事なケアになっていきますので、今回は頚椎椎間板ヘルニアでの局所冷却法についてお話していきたいと思います。
目次
頚椎椎間板ヘルニアでの局所冷却法
頚椎椎間板ヘルニアでの局所冷却法と言ってもアイシングと一緒で、正式には生理的局所冷却療法と言います。
「痛み」=「炎症」
炎症は読んで字のごとく、患部に熱を持つことを言います。その熱を「氷」を使って局所冷却をして痛みや慢性疲労を軽減させることが出来ます。
局所冷却法は「氷」を使って患部を冷やすといういたって簡単な方法ですので、ご自身でのケアには一番適している療法だと考えます。
しかし実際に行うにあたってはいくつかの注意点がありますから、そこをしっかりと理解したうえで行ってください。
局所冷却法の手順
当院が推奨する局所冷却法を説明していきます。
1.必ず「氷」を使用すること。
よく保冷剤などを代用してもいいですかという質問が多いですが、必ず「氷」で行ってください。なぜかというと、直接肌の上に使用するので、保冷剤ですと皮膚を傷めてしまう恐れがあるので、使用はしないということです。
2.「氷」は一度洗って霜を取ってから使用する。
なぜ洗うのかと言いますと、冷蔵庫から出したばかりの霜のついた「氷」は、約-7℃あります。そのまま使用すると皮膚を傷めてしまうので、一度水で洗って霜を取ってから使用します。洗うと「氷」は0℃になり皮膚を傷めません。
3.ビニール袋かアイスバックに入れ直接皮膚にあてます。
厚手のビニール袋があればそれでも良いのですが、水漏れなどを考えると、市販のアイスバックがお勧めになります。
4.使用不可な場所。
目やのどには直接使用しないでください。
5.1度に何か所も行わない。
生理的局所冷却療法という正式名がありますので、1回の使用で何か所も行うことはいけません。局所で行う理由は、冷却している以外の所との温度差が出来る事にこの局所冷却法に大きな意味があります。他の場所を行う場合は時間をおいて行ってください。
冷却時間・回数・期間について
基本的には時間も回数も同じなのですが、人それぞれ症状や年齢、体形も違うので、それに対して変える必要はあります。
基本的な時間として、1回、30分から60分で1日2~3回、これを急性期であれば毎日、慢性期であっても毎日は理想ですが、週に3~4回。回復期でも毎日行うことで、日ごろのケアにもなりますが、週1~2回をお勧めしています。
ただ、急性期の場合は炎症が強いので、「氷」が解けるのも早いので時間は気にしないでも良いでしょう。長く行ったからと言って症状が悪くなることはありませんので心配しないでください。
局所冷却法の質問
1.Q「痛いときは温めたほうのがよいのでは?」
A「やけどをしている所を温める方はいないと思います。熱がある所にさらに熱を加えるのは悪化させてしまいますよね。ですので、冷やす事をお勧めします。」
2.Q「いつも体冷えているのですが行っても大丈夫ですか?」
A「問題ありません、しっかりと局所で冷やしましょう。冷えると冷やすとでは意味が全く違いますので。」
まとめ
今回の頚椎椎間板ヘルニアでの局所冷却法いかがでしたでしょうか?
不思議に思う方もいるとは思いますが、頚椎椎間板ヘルニアと診断された方や、首痛、肩こりなどのある方は是非一度お試しすることをお勧めします。
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