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なで肩の人が肩こりになりやすい関係性とは

女性が肩を押さえている画像

肩こりは誰もが一度は経験したことがあり、マッサージなどでコリをほぐしたことがあると思います。

肩こりは病気では無く症状の一つです。
ここ最近では健康を取り上げるメディアが多く、国民病とも言われ、男性では腰痛に続く2番目に多い症状です。

今回はなで肩からくる肩こりの人がなぜ多いのかを説明していきましょう。

なで肩とは

首(頚椎)から外側になだらかに傾斜している肩のことをいいます。

先天的な体の骨格にも影響しますが、猫背とともに起こっていることが多いようです。
猫背になりやすい姿勢として、スマートフォンやパソコンでの仕事が多くなってきているため、前傾姿勢になり、なで肩を引き起こす原因になっています。

肩こりのメカニズム

「肩こり」「肩がはる」「肩がだるい」など、肩こりの表現方法は沢山あります。
肩こりはいわゆる、筋肉が緊張している、縮んで固くなっている状態のこと言います。

筋肉はゴムの様に伸びたり縮んだりします。
この筋肉が緊張し続けて肩こりという症状が出るのです。

では、肩こりがどのようにしてなるのか、肩こりの状態がどのようになっているかを説明していきましょう。

主に緊張する筋肉

主に緊張する筋肉で要因となる所が僧帽筋と肩甲挙筋です。
こちらにコリが発生すると、肩こりという症状が出ます。

他にも様々な筋肉があります。
体のバランスによってはコリの場所が変わってきますので、チェックしておきましょう。

僧帽筋

首(頚椎)、左右の方、第12胸椎がつくる四角形から命名されたものである。
僧帽筋の起始は頭にある外後頭隆起から頚椎から第12胸椎まで続き、停止は鎖骨の外三分の一、肩峰、肩甲骨の肩甲棘です。

肩甲挙筋

頚椎と肩甲骨をつなぐ筋肉である。
頚椎の上部横突起を起始として、下方に向かいながらやや外側の肩甲骨内縁に付着します。

※肩こりの詳しくは⇒肩こりで首が痛い頚椎ヘルニアが原因かも?その原因を解説!

なで肩と肩こりの関係性

首から肩にかけての筋肉がなぜ緊張して固くなることによりなで肩になっていしまうのか、それは頭の位置が非常に大事になっていきます。

頭の重さは、大玉のスイカ(5,6㎏)ぐらいの重さです。
この重さを支えていかなければいけません。

当然頭が前にかがむので、それを支えるためには後ろに力がかからないといけなくなるのです。
そのことによって、後ろ側にある筋肉が緊張をして肩こりが起きるのです。

向かって右側は頭と足が一直線になっています。
この状態は頭を中心で支えている状態になるので、肩こりになりずらくなると考えてよいです。

なで肩になりやすい生活習慣

・スマートフォンやタブレットの使っている時
・仕事中の職場でのデスクワーク(パソコンなど)
・下向きでの荷物の仕分け
・長時間の読書
・寝ている時の枕の高さ

など、様々な状況が考えられます。

なで肩に有効な運動、ストレッチやマッサージを説明していきましょう。

(1)肩甲挙筋ストレッチ

肩こりが起きやすい筋肉は、僧帽筋と肩甲挙筋とお話しました。
特に肩甲挙筋のストレッチについてお話します。

肩甲挙筋は、首の骨(頚椎)と肩甲骨をつなぐ筋肉で、肩甲骨を上へ引き上げる働きをしています。前傾姿勢が多く続く作業の人やストレートネックの方も肩甲挙筋が引っ張られ緊張してしまいます。

このストレッチはそれぞれの緩和に役立ちます。

※右の肩甲挙筋の場合です。
①右肩が上がらないように手で右肩を押さえます。
②鼻先を左肩に近づけるようにします。
③肩や体が前傾姿勢にならないように背筋を伸ばします。
左側も同様に行ってください。

ストレッチは強い刺激を入れてしまうとかえって筋肉が硬くなってしまうので、少し伸びているぐらいでとどめてください。
あと、痛みしびれなどがある時はなるべく控えるようにお願いします。

(2)両肩のストレッチ

首から両肩全体のストレッチになります。

①腕をお尻側で組みます。
②頭を後ろにして、腕をできるだけ反るようにしてください。この時に左右の肩甲骨がよっているイメージをするとやり易いです。

ストレッチを行う時は姿勢を意識して行いましょう。

(3)なで肩に効果のある筋トレ

ご自宅で簡単にできる筋トレです。
なで肩にはもちろんのこと、肩こりにも効果があるので、習慣づけるとよいでしょう。

①両肩をすくめるような、両肩を耳に近づけるようにします。
②両耳に近づけた肩を脱力して下に落とすイメージで下げます。

この①②を数回繰り返しましょう。
注意点は姿勢よく、肩が前に出ないように肩を垂直に上げるイメージを持ってください。

(4)肩つまみマッサージ

右肩の場合、左手で右鎖骨の上にある筋肉を手のひらでつまむようにマッサージします。
ここでのマッサージは軽めに行ってください。

肩こり解消プログラム 3セット体操

まとめ 

なで肩の人が肩こりになりやすい、肩こりの人はなで肩になりやすいことが理解できたと思います。

常日頃から、姿勢の意識をしっかりと持っていただき生活することで血流も上がり、肩こりを防げますので、今回のことを意識するように心がけてください。

少しでも改善できれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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幕張炭酸整体院 院長 西川 隆之

幕張炭酸整体院にしかわ 院長

西川 隆之

自らも頚椎ヘルニアで苦しんだ経験があり、施術だけではなく、経験者だからこそ伝えられるカウンセリングも行っている。

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