いつも持てていたものが持てない、それって頚椎椎間板ヘルニアが原因かも?
いつもなら持てていた物が突然持てなくなる。特に何をしたわけではなく、この様な症状に襲われました。荷物が持てなくなるなんてとても不安になります。
荷物が持てない=頚椎椎間板ヘルニアから起こる筋力低下
とも言われています。
なぜこの筋力低下が起こるのか?
今回は、頚椎椎間板ヘルニアが原因での筋力低下についてお話していきます。
その前に、体全体の筋力低下とはのお話から入ります。
目次
筋力低下とは?
筋肉自体に起こるものと、運動神経の障害よって起こるものがあります。
筋力低下は40代から起こると言われており、筋力は20代~30代にピークを迎え、40代から低下していきます。
運動神経からは頚椎椎間板ヘルニアが代表と言えるでしょう。
筋力低下は下半身から起こる
筋力低下により、足がしっかりと上がらず小さな段差につまずいてしまうことがあります。
筋力低下は下半身が1番とされ、20代の時と比較すると、50代で約10%、80代で約30%減少すると言われております。
このことから、下半身の筋力トレーングが必要になってくると言えます。
下半身の筋力トレーング
下半身のトレーニングで、ウォーキングやランニングの様に持続させることが非常に大事です。
では、下半身の筋力トレーニングではどの辺りを鍛えていけばよろしいのでしょうか?
それは、骨盤と股関節をつないでいる大腰筋です。
大腰筋の役割は足を引き上げる、階段の上り下りです。
この筋力が低下すると、日常生活に多くの影響を与えます。
筋力トレーニングをする時に、器具など必要ありません。ウォーキングの時にはしっかりと足を上げる意識で行うだけで、立派なトレーニングになります。
無理なく毎日持続した筋力トレーニングをしましょう。
頚椎椎間板ヘルニアからの筋力低下
筋力低下、文字通り筋肉に力が入らない(麻痺、しびれ)、もしくは入りずらくなる症状のことです。
では、頚椎椎間板ヘルニアで筋力低下が起こる理由とは何でしょうか?
頚椎椎間板ヘルニアではクッションの役割をしている椎間板が痛んでしまい、後ろに飛び出し、神経に障害が出て痛みやしびれ、麻痺を起こさせます。
※詳しくはこちらで⇒突然襲った頚椎ヘルニア、その症状や改善方法にお答えします。
それに加えての重要な症状として、神経を圧迫して起こる筋力低下(麻痺、しびれ)があるのです。
圧迫する場所によって、筋力低下を起こす場所も変わってきます。
それは、神経が支配している筋肉があるからです。
頚椎椎間板ヘルニアでの筋力低下を起こす場所
筋力低下を起こす場所としては、頚椎椎間板ヘルニアでは首(頚椎)周辺の神経の障害なので以下の場所に症状が出ます。
①首(頚椎)や肩
②背中や腕
③手や指先
この様な場所に筋力低下が起きるには首(頚椎)の神経が支配しているからです。
筋力低下が起きたら重症のサイン!!
なぜ、筋力低下が起きると重症なのか?
それは、神経線維は束になっており、神経の表面は痛みや感覚を脳に伝える神経が多く、中心に行くほど、運動にかかわる神経だからです。
ということは、圧迫されている状態が深く神経に入っている状態なのです。最悪な状態としては、手や腕が麻痺を起こして動かなくなることもあるからです。
このことにより、筋力低下が起きている状態は重症ですよと体がサインを送っている事になるのです。
筋力低下が起きた時のセルフケア
ここではセルフケアをお話するのですが、先ほどもお話した通り、筋力低下が起きることは重症ですとお話しました。もちろんの事、力が入らず腕が上がらないとか、物を落としてしまうとかの状態の時はすぐに専門医の診断を受けましょう。
セルフケア
・首(頚椎)や肩の軽いストレッチ体操
・首(頚椎)や肩の軽いマッサージ
・冷却
・保温
などがあります。
首の簡単で軽いストレッチ体操
①首(頚椎)を前に動かす。
②首(頚椎)を後ろに動かす。
※この運動の時には両手を首(頚椎)の後ろにあてがうといいでしょう。
③首(頚椎)を左右に動かす。
この様な簡単なストレッチ体操が良いかと思います。
決して、首(頚椎)を回すような体操は行わないでください、かえって症状を悪化させる場合があります。
まとめ
今回お話した筋力低下、体にとって重症ですよというサインだとお伝えしました。何らかの症状が当てはまりましたら、自己判断せず必ず専門医に行ってください。症状が軽いほど、回復も早いです。
このブログを通して症状の改善の手助けになれたら幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。