頚椎椎間板ヘルニアになりやすい姿勢について解説
よく質問で、正しい姿勢にするにはどのような姿勢を意識すればよいでしょうかと聞かれることがあります。
背中が曲がってるわよとか、猫背じゃないとか、ストレートネックだねとか耳にされたことがあると思います。
ご自身の身体を客観的に見るのはなかなか難しいものです。
毎日大きな鏡の前に立ち確認をするか、カメラにおさめたご自身を後でチェックするとかがあると思いますがなかなか続かない。
日々生活していく中での姿勢がどれだけ体の構造に影響しているのか、今回は頚椎椎間板ヘルニアとの関係性を考えて説明していきたいと思います。
背骨の構造
姿勢を考えるには背骨の構造を知る事が大事です。
背骨とは脊柱とも呼ばれ、体の中心にある骨格体のことです。
柱と言っても一本の骨だけではなく、椎骨と呼ばれるものが積み木上に重なり合って構成されています。
椎骨
椎骨はヒトの場合、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎(仙骨)、尾椎(尾骨)からなります。
頚椎
7個の椎骨から構成され、中でも1番を環椎、2番を軸椎、7番を隆椎と呼びます。
胸椎
12個の椎骨から構成
腰椎
5個の椎骨から構成
仙椎
1個の大きな仙骨から構成
尾椎
3~5個の尾骨が退化して融合したもの
背骨の湾曲
背骨の湾曲は先ほどの頚椎、胸椎、腰椎の24個の椎骨が積み木上に重なり湾曲を作ります。
頚椎→前湾
胸椎→後湾
腰椎→前湾
この生理的湾曲がヒトの姿勢に関係しています。
湾曲の種類
1.猫背
2.ストレートネック
3.側湾症
など
猫背
座った猫の背中のように胸椎の後湾が生理的湾曲以上に曲がったもので、ここ最近ではデスクワークの職場が多いため、猫背のように姿勢が悪くなり、頚椎椎間板ヘルニアになりやすくなります。
ストレートネック
頚椎椎間板ヘルニアだからこのストレートネックになるのか、その逆も考えられます。
ストレートネックとは、本来の頚椎の湾曲は前湾していますが、最近のデスクワークが多いことにより、首(頚椎)の筋肉が緊張をしてしまい自然な湾曲を失ってまっすぐになってしまうことで、肩こりや頚椎椎間板ヘルニアを引き起こす原因になります。
側湾症
脊柱を正面から見た場合に左右に曲がっている状態を側湾症と言います。
ご自身の姿勢をセルフケア
姿勢を常にチェックすることが頚椎椎間板ヘルニアを防ぐ第一歩です。
壁立ちストレッチ
ただ単に壁にかかとをしっかりとつけて頭もつけて立つだけです。
これが意外と単純で効果があります。
姿勢が悪い方は頭を付けた時に胸が苦しいとかそっている感じがすると言います。
一日一回は出来ると思うので是非行ってみてください。
タオルストレッチ
これは特にストレートネックに効果が期待出来ます。
タオルを首の後ろにあててうがいをする格好をするだけです。
大きめのスポーツタオルを用意し頂くだけでご自宅で簡単にテレビを見ながら行えます。
※詳しくは⇒突然襲った頚椎椎間板ヘルニア、その症状やご自身での改善方法
姿勢の意識
特に猫背の方は姿勢の意識はとても大事です。
これを普段から立っている時でも座っている時でも意識が出来れば姿勢は良い状態に保てます。
イメージとしては、骨盤を受け皿としたら、その受け皿にしっかりと頭の中心が乗っているということです。
是非意識をしてみてください。
まとめ
姿勢が悪くなれば頚椎椎間板ヘルニアにもなりやすいですが、その他内臓にも影響が出てきます。
普段からの意識で改善が期待できるのならやるしかないですよね。
ご自身の姿勢がわからなかったら一度、整体などの専門の先生に診てもらうことをお勧めします。
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